たまたまにっき

健忘症のための備忘録

スキャンダルは語れても、憲法改正は語れないわけ

昨日SMAPが解散しないことをSMAP×SMAPで生放送で発表した。

わたしはテレビじゃなくて、翌日のまとめサイトで知った。

スマスマ生放送でSMAP5人が謝罪会見しグループ存続が確定か:会見終了後にTwitterがサーバーダウン

ringosya.jp

こんなにあるアイドルグループの離れたりくっついたりといった政治を気にして騒ぐのに、何で憲法改正とか米軍とか国の政治は口にしにくいし、ドウデモイイってなるのだろう。

「近代立憲主義憲法は、国家権力を制限し人権を保障する法」

であるのに対して、これから作られようとしているものは、

近代立憲主義憲法から軍国主義憲法として国家権力によって人権を剥奪する法なのに。

 

SMAPの場合の特徴は、

① 直接自分に関係ない世間話しでおもしろい

② ①というのはつまり、何を言ったところで他人事

③ ②というのはつまり、自分や身近な人の日常への影響は皆無とわかっている

④ 自分のスタンスを問われたら素で答えられる(関係ないから)

一言で言ったら「他人事」ってこと。

 

じゃあ、憲法は?

① 学校でちょっと習ったもので「おもしろい」ものではない

② 他人事ではないけど、専門家事

③ 自分や身近な人の日常への影響があるのかも

④ 自分のスタンスを問われても「一般論」を答えようとしてしまう(専門家事だから)

一言で言ったら「他人事<自分事」……「他分事」か?

自分のスタンスが問われるっていうのは、やっぱ「自分事」ってことか?

 

スキャンダルは語れても、憲法改正は語れないのは、

「人と話すこと=おもしろいこと=笑顔で接せられること」

そういうバラエティ番組的な対人関係が当然ってなってるからかなぁ。

 

「みんながどう考えてる」かより先に、「自分はこう考えてる」なのかも。

別にそのために本いっぱい読んでとかお勉強するということじゃなくて、日常の中から考えられるはず。

それに憲法改正もおもしろいことだと思うんだけどなぁ。

おもしろいだけじゃ済まないっていうのもわかるけど。

国家権力というモンスターに対して、市民がそれを制御するためのコントローラーとしての憲法を逆にモンスターに渡しちゃうってどういうことなんだろう。